私はピエロになる
地域活性化って何だろう。
そう考えさせられました。正直、漫画だと思ってなめてました。
「地方は活性化するか否か」(こばやしたけし著 学研プラス)を読んでみました。
なかなか考えさせられる内容です。
1つの活性化事業の失敗を巡って、それぞれの責任を明確に指摘しています。
作りっぱなしの行政
頼りっぱなしの民業
関心なしの市民
どれも地域活性化に必要な主役です。しかし、その主役が相互に依存し続けている。
これが、地方活性化がうまくいかない要因として挙げられています。
しかし、ここで諦めない人が必要とされます。楽しみながら盛り上げていける人物・いうなればピエロが必要だと。
まじめなテーマであればこそ、世間の耳目を集める、そして重々しくならない存在が必要だと感じます。そうした存在を馬鹿にする人もいるでしょう。軽んじる人もいるでしょう。しかし、ピエロはわかっていておどけるのです。
ピエロのメイクは涙を描きますが、その由来を知っていますか。
ピエロはいつも馬鹿にされ、それでも人々に笑いを提供していました。
しかし、ピエロもやはり一人の男。恋もします。ピエロはある女性に恋をします。その女性を笑顔にすることが生きがいになりました。
ある日、ピエロはその女性に呼び出されます。もしや……という淡い期待を抱いて出向くと、その女性からある男性を好きになったけれど、どうすれば想いを伝えることができるかという相談を受けました。残酷な話です。ピエロは悩みます。その女性を想っていることは誰にも負けない自信がありました。しかし、もし自分の想いを伝えれば、女性は困るかも知れない。それでは、思う人を笑顔にすることはできない。ピエロは決断し、女性に向かって「自分に任せてほしい」と話します。
数日後、ピエロはパーティーの席で女性が想う男性の手をとって、自分が想う女性のもとに連れて行きました。女性は今までで最高の笑顔を見せました。ピエロは、自分が想う人を最高の笑顔にしたのです。
翌日以降も、ピエロはおどけて皆を笑わせ続けました。しかし、変わった部分が1つありました。メイクをする際に、ピエロは涙を描くようになったのです。
前置きが長くなりました。私も新潟の活性化のためにピエロ役を務める覚悟を決めました。
9月25日(日)16時~ 古町のゲストハウス「人参」さんと一緒に新潟古町界隈に史跡や神社などを巡る町ガイドを行います。
私は甲冑武者となって、白山神社や西堀通りなどを巡ります。
自分が好きなことで注目を集めて、それが新潟が注目を集める一助になり、地域活性化につながればと思います。